なんだろう、俺の発見伝

タイトルは友人の案。

9月にベトナム、カンボジア、タイに行って来た?

もうこのままだとこれ書き切ろうとしたら年越してる気がしてならない。そんな感じだけど始めます。

さて2日目の朝が散々だったことは前の記事に書いたから飛行機に搭乗するあたりから書く。
手荷物検査も終えて、関西空港の三階を満喫したのちに飛行機に乗ってホーチミンへ。約6時間ほどの飛行だった。

中で見た映画は「A thousands words」

「A thousands words」は、最初おもしろすぎて隣の席のヒンシュクを買ってしまうほど笑い声を隠すのに困った作品だった。主演エディマーフィーだし、吹き替え山ちゃんだし笑うよしょうがないよ。これも見直して感想書きたいわ。

小5以来の空の旅は不慣れながらなんとかかんとかなった。ホーチミンの空港(名前わからん)で荷物を受け取って旅行会社の人とも会え、車でホテルまで着いた。



写真は自室の洗面台、風呂場、トイレ。とりあえずカーテン開けて蛇口捻ってトイレをジャーする。DEAKER THAN BLACK見てたらしたくなるよね。

とかなんとかしつつ、外出。リュックに財布、カメラ、地球の歩き方、タオル、傘、ほか諸々詰めたけど、これが後にアダとなります。

この写真だとあんまり実感わかないけど交通量すごいです。バイク大杉ワロタ。排ガス出過ぎだし、こいつら喘息にならないのかと心配するくらいバイク多かった。女性は口にマスクか布撒いてた。

このころはカメラを取り出すのも怖くて怯えつつ歩いてたなー。あと一人だったからもうさびしさMAX、日本人のカップルとか集団見て空しさ役満。空見ても天気悪いのか排ガスのせいなのかきたなくて気分ダダ下がり、という酷い有様だった。何やってんだ俺状態だった。
そして写真を撮っていたら、なんかおっさんに話しかけられる。このおっさんどう見ても顔が小悪党のそれだった。バイクに乗ってていかにも「ちょろそうな旅行者つかまえっかなーオーラ」を出していた。もう声かけられた時から俺の不機嫌度が増した。なんで俺異国の地で胡散臭いおっさんに声かけられなきゃいけねえんだよ状態だった。イライラしてたと思う。

と言っても初海外の旅行者は「まあ、こいつからなにか必要なこと聞くか」とやっぱりちょろかった。名前を尋ねられ、某はむにゃむにゃと申し、歳を尋ねられ二十歳と正直に言い、どこに行くんだと聞かれ目的はないただの散歩だと安易にベラベラ喋った。本人としては「海外でも立派に英語が話せる自分」を確かめたかったのだろう。事実30分後俺と胡散臭いおっさんは互いに「うんこ!」と言いあう仲になる。

おっさんは俺に質問をさせる間を与えなかった。どこのホテルに滞在してるんだという質問で、ちょろい二十歳はやっと理解し警戒しだした。それでもホテルの名前覚えてなく相手は地元民だし適当に言っても勝てないとおもったから「あれだ」とちょっと遠くに見えたホテルに泊ってることにした。すると「じゃあ、あのホテル戻ってどこ行くか考えよう」とか言い出したおっさん。俺に握手をしようとする、「トモダチ〜」とか言いつつ。

ここで振り切らないとめんどくさいことになるという仮説が確信に変わった。「俺一人でかんがえるからいいよ」といって別れようとした。それでもおっさんは付いてきた。「まあまあ、じゃあ歩きながら考えよう」と言い、歩く俺の横に付いた。それから20分くらい歩きながらの押し問答タイムだった。途中、道路を何通りも横断し、右折左折を繰り返した。その間おっさんは押し問答しつつ、ここは何通り、この建物は何々と勝手に案内していた。現に写真で取りたいところもあったが、このおっさんの前でカメラ取り出すのがなんとなく不安でやめた。

写真も撮れずじまいで、他の楽しそうな日本人も目に入ってイライラも最高潮だった。おっさんは相も変わらずしつこい。
「俺の貴重な時間を奪いやがってこのくそじじい!」という言葉を発したかったが単語がわからぬ。代わりに「お前には関係ない。もう帰れ」と言うしかなかった。

その返しが「じゃあ、ここまでの案内料くれ」だった。「お前にやる金なんて無い」と言ったはずなのに相手には通じてなかった。
おっさんはそれから「2000円くれ」とか言ってきた。そもそも日本円を持ってきてなかったので「ないもんはない」と返したら財布の中身を確認させようとしてきた。自分の悪人と会いやすい相(あるのか知らない)に恨むしかなかった。
めんどうになってきたので「帰れ」と語気を荒げて言った。するとおっさんも「fu〇k you!」連呼。一瞬ひるんだけど「you too!」と返し、罵りあいになった。たまに日本語で「氏ねクソハゲ!」と言った。「うんこうんこ」の応酬の末「警察呼ぶぞ」とケータイ取りだしたら案の定圏外。
とりあえずこのおっさんから離れようとして走るとおっさんはバイクに乗って追いかけてきた。この時リュックがすごく邪魔で走りづらく、すぐ追いつかれた。先方も怒ってた。機転を利かして逆の方向に走ったら、おっさんがバイクを方向転換させようとしたときに手間取ったのかその間に十分距離開けることができ、どうにか撒くことができた。
※一見漫画のような出来事ですが当人たちは至って真剣でした。

おそらくホーチミンの交通量の多さに感謝した香川県在住の日本人は俺が初めてだと思う。



まあ、もう話がながいのでここらで一回締める。
このあと、おっぱいパブに誘うバイタクのおっさんに会うんだけど次回に回します。