突発旅行04.2627 難波→烏丸河原町木屋町先斗町鴨川周辺
さて4月26日午後4時、私たちは食事を済ませ、Fさんが6時に難波駅に来るまでの時間を潰そうとしていた。日本橋に向かい、いわゆるオタロードを練り歩き、スーパーポテト館があったのでそこに入った。昔のゲームソフトがたくさんあり、童心に帰りつつ面白そうなソフトを探した。結局買わなかったが、やはりアレはいいものだ。そんな心持になって、店を出た。次に主にライトノベルや薄い本、桃色本とかそういうものを置いてる店(名前忘れた。とらの穴だったか)に入った。まあ、何も買わなかった。なにやら「本職:オタク」という感じの服装の人たちが多かったが、けっこう別にどうでもいい。服に興味ないのは俺もいっしょですしおすし。いろいろ巡った後にこのビルに入った。
っ
ヒロイン特撮研究所。童心まるだしな僕は単純に特撮ヒーローに出てくる紅一点あるいは紅二点の彼女らヒロインに関する情報のみを蓄えている研究所だと素で思っていたのだ。ハリケンジャ―やゴレンジャーはけっこう真面目に見ていた覚えがある。それに関する昔の記憶をいざ呼び戻さんと入ってみた。
結果はなんかようわからん亜流系の桃色ビデオ店だった。クソが。まあそれはそれで意味わかんなすぎて一周回って面白いとは思ったけど、本命が外れたのでテンションはちょっと低かった。
次に訪れたのはさっきの出鱈目研究所の隣のゲーセン。目当ては格ゲーコーナー。我が大学の格ゲーサークルの部長に聞くと都市部のゲーセンでは毎週のように大会が開かれているとのこと。これは格ゲー部員としていかねばなるまいと、勇んで入った。ブレイブルー、KOFで人だかりができていて、スパフォーでは人がいなかったわけだが、人並み(一般人を除く)にできるのがスパフォーしかないので、しかたなくスパフォーで途中で乱入してくる人を待ちつつ遊んでいた。結果待ち人は来なかったわけだが、今度は比較的オールラウンダーにいろんなゲームできるようになってから、人がいる筐体で遊びたい。
夕方6時、ネットモのFさんと高島屋で合流。TとMには悪いけど荷物を取りに行ってもらっていた。合流場所が入り組んでて二人とも迷宮TAKASHIMAYAで少し迷いつつ電話で行き着いた。Fさんはなにやら贈り物で「獺祭(だっさい)」という酒を買っていた。ヱヴァ序でミサトさんちの冷蔵庫に入っていた酒らしい。覚えてないので見直したい。合流の後、Fさん含めみんなに荷物で手間取らせてしまった。Fさんにはこのあとも手助けしてもらい、ありがたく思うとともに自分の及ばなさを感じた。いやね、ほんとうに段取りが大事です。あとケータイの充電も。
突発旅行の教訓その二 突発だろうがなんだろうが段取り必須
上のグリコはあれから少しFさんに案内してもらった時の写真。大阪の名物(お好み焼き、焼肉、寿司、串かつのどれか)を食べようということになり、四人でジャンケン。結果寿司となり、市場寿司という店に入った。
とても、おいしゅういただきました。「回らない」寿司屋に行ったのは、俺が物心付く前に家族で大阪か東京に行ったとき(らしい、父曰く)ぶりなのでほぼ初めてだ。ほんとうにうまかった。これからは回る寿司屋行くくらいなら、その寿司屋で使う数回の金を貯めて、回らない寿司屋に行こうと考えたくらいだ。Fさんの日頃聞けない話が聞けて勉強になりました。ネットで話はできるけど、機会あったらまた会いましょう。
というわけでここらで、26日は終わり。一昨日になんか27日0時頃に俺がテレビ出てたとHが言っていたが、肝心の俺がその番組の存在(いつぞやの水道橋博士が大学に来たやつ)を忘れていたので、その時間はすやすやタイムで見てなかった。
ともあれ27日、一回午前4時に目が覚め、二度寝をして9時起床。一時間の寝過ごしをしつつ、10時のチェックアウトに合わせていそいそと出る準備。朝飯と称して551蓬莱の豚まん、向かいのたこ焼き屋のたこ焼きを三人で食った。ハフ!ハフハフハフ!
で、難波から御堂筋線で梅田。道教えてくれたおっちゃんありがとう。梅田から阪急電車で京都は烏丸へ。河原町で降りても良かったけど、町並みを歩こうということで一駅前の烏丸で降りると目的地なる鴨川まで結構遠かった。京都を甘く見ていた。
ちょっとバスに乗ってみたりして、どうにかこうにか木屋町まで来た。
おお、ここが「夜は短し歩けよ乙女」にあった木屋町か、と若干興奮。快晴だったし、緑が多いから景観が晴れやかで、ああ^~となっていた。おそらくはたから見れば若干の気持ち悪さがあったに違いない。それはともかく高瀬川めっちゃ浅い。
土佐藩邸の場所を発見して、軽い興奮を覚えながら司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を思い返していた。ああ、また行きたいな~(垂涎)
そして先斗町へ。
夜の街なのは知りつつ、昼に訪れたけどいいじゃない。こんどは夜に行くさ。町並みを連写しまくって白い目で見られた、多分。
ここから少し歩く。そして迷いながらも、ええいままよとバスに乗る。正直、目の前のおばさんに尋ねるべきだった。無鉄砲さをいかんなく発揮しつつ、三条駅に着きレンタサイクルを使った。鴨川に沿って走るのだ。目指すは鴨川デルタ。
「四畳半神話体系」で「私」と小津が対岸の新歓祭で集ったリア充へ花火を打ち込む場所だ。
のどかな場所だ。家族連れが水遊びをして微笑ましかった。
中洲では大学生らが集まって、なんか、いた。ピクニックと洒落こんでいたのだろうか。香川在住の俺には到底思いもつかない休暇の過ごし方です、はい。と軽く殺意の波動に目覚めかけつつ、写真を撮った。
また夏に来たい。
昼飯を食わずにこのあと下鴨神社へ。河合神社、鴨長明の庵を巡りつつ、北へ歩いた。
木漏れ日から差した光がちょうど花びらで反射していて、見ていて心がぽかぽかした。
これから少し歩いて相生神社で神様へふしだらなお願いをして、下鴨神社の境内に入った。
姫小松という藤原敏行が和歌を詠んだ松を見たり、参拝をしてひととおり巡った所で甘味を食す。
おしるこ美味しかった。
ここで休憩して次なる目的地を下鴨幽水荘のモデルとなった銀月アパートとした。
運良く鴨が見れた。
鴨かわいい。
じてんしゃに乘っていざ出発。
グーグルマップを駆使して、銀月アパートに着いた。あまり写真を取るのは憚られるので、さっさと出た。
玄関にあった本。なんか意味深な感じがして思わず撮ってしまった。
このあと京都大学へ。入るのに若干躊躇しながら、構うもんかと入ってみたものの、広くて迷った。「夜は短し~」でりんごが降った法学部の道を僕らはその時は何も考えず歩いていた。
図書館へ突撃し、受付で入館許可のバッチを手に入れ、いろいろ周った。視聴覚スペースの充実さ大きさに驚嘆し、どの階でも自主勉をしている学生の多さに目を見張った。かたや我らが香川大学は、旅の後日行ったT曰く「漫画読んでるやつばっか」だったようだ。嗚呼。
彼我の差に打ちひしがれ、かつ羨ましさを感じながら京都大学を後にし、比較的時間に余裕もなくなってきた我ら三人は近くの平安神宮に。
おみくじを引くと末吉、という割には思いの外悪そうなことは書かれてなかった。とはいえ気を引き締めよというところか。ところで待ち人来る来る詐欺はいったいぜんたいどういうことなのでしょうか神様。わたし気になります。
時間もなくなり、20時の三宮から出るフェリーを逃すと次のフェリーは翌日の1時という切迫した状況になり、急いで荷物を預けていた出町柳駅のロッカーに戻り、そこから三条駅にレンタサイクルを返しに戻りと距離的、時間的に無駄がかかってしまった。これまた後悔。この教訓を次回に繋げるべし。
昼飯どころか晩飯も食べずに8時のフェリーに乗り、三宮を後にした。次こそは、晩飯に神戸牛でも食いながら帰りたい。
というわけでちくわ。このちくわとともに今回の旅行記を締める。
それではまた。